12時の薄汚ねぇシンデレラ

色々日々思う事を書いてます。

なんてたってアイドル 鉄男はお茶の間のアイドル

ブログのタイトルにもなってる事だし、この名(迷)台詞が使われた、小泉今日子主演の大映ドラマ『少女になにが起こったか』を書く。

「おい!薄汚ねぇシンデレラ」とは石立鉄男扮する川村刑事の名台詞である。
f:id:lavendersblue:20230905221736j:imageこの川村刑事って奴が、深夜0時になると何処からとなく現れて、ピアノの練習をしている小泉今日子扮する野川雪に執拗に嫌がらせをするのです。

その嫌がらせが、例の名台詞「おい!薄汚ねぇシンデレラ」だの、シンデレラの絵本持ってきてシンデレラの説明だの、(確か雪の腕に無理矢理注射したシーンもあって中身は栄養剤だったとかいうオチもあった気が…)

なぜだか可笑しい。

大映ドラマだから…
f:id:lavendersblue:20230905222017j:image石立鉄男は、70年代のホームドラマで主役張ってた人気役者(ある意味お茶の間のアイドル)だったわけだから、例え脇に回ったとはいえ、悪役をやらすわけにはいかんよね。

いかんよね、で、最終的には悪役ではなく実は…っていう衝撃展開になるわけですが。

ところで、このドラマは小泉今日子の初主演ドラマなのである。初主演主演ドラマがこんなヘンテコドラマで、当時の小泉今日子はどんな気持ちで演じていたのだろうか?
f:id:lavendersblue:20230905221959j:imageそして敵役で賀来千香子が出ていて、その取り巻きに「華の嵐」でブレイクする前の高木美保が出ているのである。最後、高木美保とお嬢様軍団が、「野良猫ガッツで頑張ろう!」とシュプレヒコールするのである。

大映ドラマ…だから

最後の最後まで可笑しい。
f:id:lavendersblue:20230905221932j:imageさて、70年代はホームドラマ、80年代は大映ドラマに出ていた石立鉄男だけど、多分この「少女になにが起こったか」が最後の活躍の場だったんじゃないか?と思う。

そういった意味でもホームドラマのアイドル石立鉄男がなんたってアイドルの小泉今日子と共演して、最後のひと花咲かせたドラマを機会があれば、是非御覧頂きたいものである‥