2月22日に第4弾の入場者特典目当てで、2回目の鑑賞。
前回、賛否両論になると、書いた通り、評価が分かれてますなぁ。
TVアニメのベルばらが最高だと思ってる層には、絶対受けないだろうし、
原作が絶対だと思ってる層からしたら、内容が薄くて、人物描写が物足りないだろうと。
私も最初観た時に、薄いなぁ
何故、せめて前後編にしなかったのか?
とか
1回で終わりにするなら、二人を中心に、物語を進めるのではなくて、アントワネット様か、オスカルの人生に絞るべきじゃないか?
とか
アントワネット様のお輿入れから始まるのに、オスカルの死後は、アントワネット様もフェルゼンもエンドロールの字幕死って、
オスカルの死後は、連載を10週で終わらせた原作よりも酷くないか!?
とか
思っておりました。
よくよく考えてみたら、
原作自体が50数年前。
宝塚の初演が50年前。
TVアニメが40数年。
そして、現在、TVアニメとして新作が放送されているわけでもない作品をやる事自体が大冒険だし、大英断。
製作陣も配給元もボランティアや趣味でやってるわけじゃない。
損得勘定あって当たり前。
前後編制作するって事は、倍の制作費諸々がかかるわけですからね。
一回だけで終わらせるなら、オスカルかアントワネット様のどちらかに絞って進めるべきと言うのも、やはり違うなって。
ベルばらの人気投票でも、常にランク1位のオスカルを出さないって事は、商業的にあり得ない事だし、
かと言って
アントワネット様を出さないって言うのは、
池田理代子先生が描きたかった『ベルばら』ではないですね。
なにせ、先生はツヴァイクの『マリーアントワネット』を読み、漫画でも小説でもいい、彼女の生涯を作品にしたいと思われたわけですから。
(婦人公論でもそうハッキリ答えられてます↓)
あと、オスカルが天に召されて、先に死んだアンドレが、迎えに来て、二人は、天で結ばれたというラスト(宝塚のオスカルとアンドレ編のエンドと同じだけど)で終わって、
やはり正解だったと思う。
アンドレとオスカルの死後の物語は、ホントに救いようがない(アンドレとオスカルの死も救いようがないと言えばその通りなんだけど)
フェルゼンの死で終わるっていうのは、
後味が悪すぎ。
気分的に盛り下がる。
地味。
別にワシが個人的に、フェルゼンが好きでないからって事で言ってるんじゃないからねw
字幕死正解!
まぁでもやはり
ミュージカル(音楽劇)にする必要性は、
2回目を見ても感じなかった。
それでも1回目に観た時よりは、2回目は歌の部分に慣れてしまったせいか、あんまり気にならなくなりました。(慣れって怖い)
歌が気にならなくなった分、集中力まして、泣けるポイントが増えた。
初回よりも2回目の方がカンドーしました。
色々長々と書いてしまいましたがwww
1回目に一緒に観に行ったうちの次男と
劇場版ベルサイユのばらの感想を語った時に、次男が
「原作者が満足してるなら、それでいいんじゃないの」って言った。
まぁそうだね。
我々ファンよりも原作者が満足してるのなら、それが正解です。
さて、都市と地方では温度差があって、
地方は多分3月半ばで
(実際我が都市でも上映館のひとつが3月5日までになってる)
上映が終わる可能性があるので、
観たいと思ってる方は、早目に行かれる事をお勧めする。
丁度、3月1日に
入場者特典の第5弾アントワネット様とフェルゼンのポストカード。
アントワネット様役の平野綾さんとフェルゼン役の加藤和樹さんのライブビューイングがあるので、観に行かれるのが良いんではないかと(劇場によってはライブビューイングやらないトコもあるので、事前調べ大事)